「りささん、昔紅夜叉が出た時のことでなにか手がかりは
 ありませんか?紅夜叉の行動パターンとか」
「そんなこと言われてもなぁ。素早くて変装の名人で…
(どうせこれは祭みたいなもんだ。けが人が出るわけじゃないし少し遊ぶか)
 ボウズ、そういうお前こそヤツの変装じゃないだろうな?」
「え?いきなり、なにを?」
「そうですね、探偵が実は犯人だったというパターンもありますね」
ちかげもつられて話をあわせてくる。
「よし、じゃああたしが確かめてやるよ。ちかげ、すずも来な」
りさは行人達を茂みに連れて行った
「りささん、確かめるってどうするんですの?」
「ふふっ。ボウズ、服を脱ぎな」
「ええ?何をする気ですか?」
「ボウズ、お前は島でただ一人の男なんだから、本物かどうか脱げばわかるぜ」
「わ、わかりましたよ」
疑いを晴らすため、行人はしぶしぶ従う。

「ちょうどいい機会だ。ちかげとすずに男と子作りについて教えてやるよ」
「な?ちょっとりささん何言ってるんですか?」
行人は反論するが、りさの縄であっさり縛られて下半身丸出しにされてしまった。
「心配するな。あたしは夫に操を立てて二人にやってもらうから不倫にはならねぇよ」
「いや、そういうことじゃなくて…」
こうして、すずとちかげは経験者のりさから実践的な性教育を受けた。
それを影から覗く者があった。
(りささんたら、ちーちゃんになんてことを…。でもこれも村の繁栄の為だし、任せてみましょう)

こうしてこの夜の紅夜叉は、さらわれた娘達を返し姿を消した…
その後、性教育の様子を基にした官能小説が母親たちの間で噂になり
学校で保健体育の教科書にされたとか…