少し前の話になる。 
僕が島に流れ着いて一ヶ月たった日のことだ。 
僕は家でうたた寝をしているとりんが遊びに来ていた。 
「あれ?りん来てたのか」 
「あっ。ダンナ起きたか」 
りんはこっちを向いて微笑えんだ。 
「どうしたの?すずは出かけていていないよ?」 
「いや、今日はダンナに用があってきたんだ」 
「用事?」 
「うん。言いにくいコトなんだけど、、、あたいを、、、」 
「うん」 
「あたいを、女にしてくれ!」 
「えっ?」 
あのりんがそんなことを言うなんて信じられなかった。 
「頼むよダンナ」 
涙目でうったえてくるりん。 
その姿はとても魅力的だった。 
「わかった」 
考える前に口に出ていた。 
「ホントか!?」嬉しそうに笑うりん。 
とても断る気にはならなかった。 
「ダンナ、、、」 
恥ずかしそうにりんは服をぬいでいった。