今日は年に1度の夏祭り。
祭りごとが大好きなすずがコレに飛びつくのは必然であった。
行人もすずに振り回されながら祭りを楽しんでいるようだ。

すず「行人〜!ほら、カキ氷だって!」
すずがカキ氷の屋台を指差し、うれしそうにはしゃいでいる。
これで何件目であろうか、たこ焼きに始まりわたあめ、りんご飴、お好み焼き・・・
食べ物はほとんどすべてに手を出していた。
行人「まだ食べるの・・・僕はもうお腹いっぱいだよ。」
すず「もちろん!全然物足りないよ!」
行人「しかたないな〜、買ってくるからすずはここで待ってて」
すず「うん!」
5分後、行人が買ってきたカキ氷を見つめ
すずがささやく
すず「うにゃぁ〜、きれいだね!」

すず「ごちそうさま。美味しかった〜」
すずは残りのシロップをごくごくと飲み干しながらそうつぶやいた
行人「今度はうちでもやってみようか?」
すず「うん!」

"ギュルル・・・"

すず「えっ・・・あれ?」
すずのおなかが小さくなった。
すず『えっ・・・嘘、こんな急に・・・』
徐々に痛みが強くなってくる。下痢の時の特有の痛みである。
そう、すずは冷たいものの食べすぎでお腹が痛くなってしまったのだ。
すず『どうしよう・・・厠に、でも行人になんて言おう・・・』
行人「すず?どうかした?」
すず「う、ううん!なんでもないよ、そろそろ帰ろうか」
行人「え?まだそんな遅くないけど、どうかしたの?」
すず「い、いや・・・別に・・・ほ、ほら!明日も早いしさ」

"ギュルルゥ〜"
さらに便意が加速していく
行人「まぁ、すずがそういうんなら。かえろっか」
すず「う、うん・・・」
すず『家まで持つかな・・・』
そうこう言ってるうちに、すずの便意はさらに勢いを増していく
とてもじゃないが、家まで我慢できそうにない
すず『もう・・・限・・・界かも・・・』
すず「ご、ごめん行人、私ちょっと厠に・・・」
行人「そう?顔色悪いけど大丈夫?」
すず「う、ううん!そんなことないよ。すぐ戻るから!」
そういうとすずはお祭り用に作られた厠へと急いだ。

3分ほど歩くと厠が見えてきた。
すず「はぁ〜たすかっ・・・えぇ!?」
やっとの思いでたどり着いた厠には長蛇の列ができていた。
早く見積もっても15分はかかるほどであった。
すず『そんなに待てないよ・・・』
すず「とりあえず、並ぼ・・・」
しかし、もうすずは限界であった。
ここまで歩いてくるだけでも脂汗が凄いくらいだ。
"ぐるるるぅ〜ぎゅぅぅ〜〜"
すず「ひっ・・・」
これまでで一番大きな波が襲ってきた。
すずは全神経を集中させ、耐える。
すず『なんとか、我慢しなきゃ・・・』

しかし、強烈な腹痛と便意にはそう簡単に耐えれるものではない。
その時であった、厠の右の方、木と茂みに隠された部分がすずの視界に飛び込んできた。
すず『あ、あそこなら・・・でも・・・』
すずだって女の子である。こんなところを誰かに見られようものなら
その恥ずかしさは想像できないほどであろう。
すず『でも、もうこうするしか・・・』
すずはそっと列を離れ、みんなから見えないように茂みに向かった。

"スッ"っと布のすれる音がする。
すず『お願いします。どうか誰もきませんように・・・』
辺りを確認してみるが、人の気配はない。
すず『よかった・・・これなら・・・』
"ぐるるるぅ〜〜"
さらにすずの腹を激しい便意が襲う。
すず「も、もう・・・限・・・界っ!」

"ブリュリュリュ〜〜〜〜!!!
ビュチャッ!!!!ブリリリリ!
ビチビチビチッ!!!ビチャ!!"

すず「ふっ、あぁ・・・」
すさまじい音とともにすずの肛門から茶色い液体が飛び出した。
すずのソレはほとんど原型をとどめておらず、まさに茶色い液体
あるいはゲルであった。
すず『うはぁ・・・凄い臭い・・・あっ、まだ出そう・・・』

"ブビビビビッ!!!!ビチャ!!!
ビチビチッ!!!!ブ〜〜〜〜〜!!!
ベチョ!!!!"

すず「はぁ・・・はぁ・・・」
すず『うぅ〜早く終わってよぉ・・・』
その時であった。
行人「・・・すず?」
すず「えっ・・・」
すずはとっさに振り返る。
その前には、目を真ん丸くしてすずを見下ろす行人の姿があった。
すず「えっ・・・行人!どうして、ここに・・・・・・」
行人「いや、すずが遅かったからちょっと様子を見にこようと・・・」
すず「ひっく・・・ひっ・・・ひっ・・・行人ぉ・・・見ないで・・・ひっく」
すずは羞恥のあまり泣き始めてしまった。
1番見られたくなかった、行人に見られてしまったのだ。
行人「あっ、ごめん!」
行人は慌てて後ろを向く
すず「ひっく・・・お腹が急に痛くなって・・・ひっ・・・我慢、ひっ・・・できなかったの・・・
行人・・・ごめんなさい・・・ひっく」
行人「謝ることじゃないよ。」
すず「ホントに・・・ごめんなさい・・・だから、ひっ・・・嫌いに、ならないで・・・ひっく」
行人「そんなことですずのこと嫌いになるわけないだろ。」
そういうと行人は後ろからすずを抱きしめ、そっと口付けを・・・