たかたかはかがみを乗せ、村の上空を飛んでいた。
そして、たかたかに乗っているかがみはじっと村の方を見ている。
「ふ〜む、10人、か…」
かがみはそう言うと自分を乗せているたかたかに言った。
「たかたか、ここはもういいわ。ゆきのの所に行ってちょうだい」
(一体何を調べてたぜよ?)
「でりかしーのない男は嫌いよぉ〜」
(え?)
たかたかはゆっくり旋回すると、ゆきのの所に向かっていった。

一方、ゆきのはくまくまの上に乗って散歩を満喫していた。
「う〜ん、やっぱりこういう日は外に出ないとね〜」
「ぐる」
「のんびり過ごしてる場合じゃないわよ〜」
「へ?」
ゆきのが声のした方を向くと、かがみを乗せたたかたかが着陸してきた。
「わっ、たかたかか…それとお母さんも…」
かがみはたかたかから降りると、ゆきのの近くまで寄ってきた。
「ゆきの〜、あなた、行人ちゃんとはどこまで進んだの?」
「え?進んだって?」
「だから〜、行人ちゃんとの仲はどれくらい進んだの?」
かがみに聞かれると、ゆきのは胸を張ってそれに答えた。
「そんなの順調に決まってるじゃない!」
「接吻はしたの?」
「え…まだだけど…」
ゆきのの答えを聞くと、かがみはため息をつき、ゆきのの体を触り始める。
「あ〜、やっぱ行人ちゃんもこんな幼児体型には発情しないか〜」
「な、す、すぐにないすばでぃになるわよ!」

かがみはゆきのに触るのをやめると、またため息を吐いた。
「そんなの待ってたら手遅れになるわよ〜」
「て、手遅れって?」
「行人ちゃんね、接吻以上の事、もう10人の女の子とやっちゃってるのよ〜。
 しかもその中にはみことちゃんやくないちゃんもいるし…」
「へ?接吻以上の事って?」
ゆきのの答えにかがみはまたため息を吐く。
「はぁ〜、肝心な所はやっぱりまだお子ちゃまねぇ…そんなの子作りに決まってるでしょ〜」
「えぇぇぇ〜!く、くない先生やみことも!?」
「そうよ〜。行人ちゃんたら…この前まで子どもだと思ってたのに…やっぱり男の子ね〜」
かがみは頬に手を当てると、どこか遠くを見るように空を見上げた。
しかし、すぐさまゆきのの口元を掴むと、不機嫌そうに彼女を睨む。
「順調っつっても、出遅れちゃ意味がないのよ」
「うう〜、ず、ずびばぜん」
「……はぁ、とにかくどうするの?このままじゃゆきのがないすばでぃになる前に行人ちゃん、取られちゃうわよ?」
かがみにそう言われると、ゆきのの目の色が変わった。
「えぇぇぇぇぇ!?それはやだ!」
「じゃあどうするの?」
「う…い、行人に子作りしてもらうように頼むもん!」
「う〜ん、行人ちゃん、拒否すると思うけどな〜。難しいと思うわよ〜」
「う…じゃあ、じゃあ…うぅ〜…」
ゆきのはしばらく考えていたが、結局何も思いつかなかったらしく、涙をポロポロ流し始めた。
それを見るとかがみはまたため息を吐くと、ゆきのの頭をなでた。
「しょうがない子ね〜、こうなったらお母さんが一肌脱いであげますか」
「へ?」
「私も孫の顔を早く見てみたいしね〜。あ、けど子作りって最初すごい痛いわよ〜、どうする?」
ゆきのは痛いと言う言葉に一瞬怯んだが、涙を拭って顔を引き締める。
「が、我慢する!」
「よし、ではこのかがみちゃんに全て任せなさい!」

そんな親子の様子を、くまくまとたかたかは少し離れた所で見ていた。
(いくいく、どうなっちゃうのかね〜?)
(と言うか、俺達の存在を絶対忘れてるぜよ、あの親子)
たかたかはそう言うと、呆れたようにため息を吐いた。
するとかがみはたかたかに駆け寄ると、彼の背中に跳び乗った。
「ゆきのは家でちょっと待ってなさ〜い。さぁ、たかたか、行人ちゃんの所まで運んでちょうだい」
(はいはい)
たかたかはそう言うと翼を広げて飛び上がった。

一方、行人は一人で海岸に立っていた。
(美咲、今何してるのかな…)
「行人ちゃ〜ん!」
「へ?」
行人が声のした方を向くと、かがみがたかたかに乗ってやってきた。
「あれ?かがみさん」
「もうかがみちゃんって呼んでっていつも言ってるでしょ〜。あ、たかたかは向こうで待ってなさい」
(はいはい)
かがみが降りると、たかたかは少し離れた場所に移動した。
それを確認すると、かがみは行人に近寄った。
「今日は何の用ですか?」
「ふふ〜、行人ちゃんも中々やるわね〜。やっぱり男の子は元気でないと」
「はい?」
「やっちゃったんでしょ〜。くないちゃんやみことちゃんともやっちゃうなんて驚いちゃった〜」
「んなぁっ!?」
行人は顔を赤くすると、かがみから素早く離れた。
「な、ななななな…」
「うふふ〜、『何で知ってるんですか!?』って顔してるわね〜。実はね…」
かがみは自分の跳ねた髪を摘んで言った。

「この上に跳ねた髪ね、女になったかどうかを知る『あんてな』にもなるのよ〜」
「うぇぇぇえええっ!?」
「やぁね〜、冗談よ。けど分かっちゃうのよね〜、私は。ところで…」
かがみはそう言うと行人に詰め寄ってきた。
「10人の女の子とやっちゃった行人ちゃん、何でうちの子はこの10人の中にいないのかな〜?」
「え?いや、だって…」
「子どもだからって言い訳はしないでね〜。
 ゆきのと行人ちゃんの年の差って、行人ちゃんとまちちゃん、くないちゃんの年の差と同じくらいなんだから〜」
かがみはそう言うとにやりと笑い、さらに行人に詰め寄る。
「けどまちちゃんとくないちゃんは行人ちゃんの事、子どもだなんて思わず一人の殿方として好きなのよね〜」
「いや、でも…ゆきのはまだ…」
「あら、この島じゃ変な事じゃないのよ〜。
 いい?行人ちゃん、この島で行人ちゃんは節操はなくしてもいいけど甲斐性はなくしちゃダメなのよ」
そう言うとかがみは行人から離れた。
「まぁ、行人ちゃんの場合は少し強引にいった方がいいかもね〜、たかたか〜」
「え?強引って…何を…」
行人が戸惑ってる内にかがみはたかたかに乗って何かたかたかに耳打ちした。
そしてそれが終わると、かがみは元気良く行人を指差した。
「それじゃあ行くわよ〜!たかたか!」
(はぁ、仕方ないぜよ…)
そう言うとたかたかは飛び上がり、行人の肩を足で掴んだ。
「え?あ、あの…」
(悪く思わんで欲しいぜよ)
「いや、僕、高い所は…ちょ、あの、わぁぁぁああああっ!」
たかたかは行人が恐怖で叫ぶのも構わずに高く飛びあがった。

一方、ゆきのはかがみに言われた通り、家の縁側で待っていた。
するとたかたかがやってきて、かがみはある程度高度が低くなると、
たかたかから飛び降り、ゆきのの前に華麗に着地した。
「とうちゃ〜く!ゆきの、行人ちゃん連れてきたわよ〜」
ゆきのが視線を移すと、そこにはたかたかに掴まれている半分魂が抜けた行人の姿があった。

「ねぇ、何か行人が…」
ゆきのが何か言う前にかがみはゆきのの手をぐいっと引っ張った。
「ちょっとこっちに来なさ〜い」
「へ?わわっ」
かがみはゆきのを引っ張り、家のそばの小屋の前まで連れていった。
たかたかも、行人をぶら下げたまま二人の後に続く。
「あの、おか…」
「どーん!」
「みぎゃっ!?」
かがみは小屋の中にゆきのを突き飛ばした。
「たかたか〜!」
かがみがそう言って指をパチンと鳴らすと、たかたかは行人を小屋の中に放り投げた。
「それじゃごゆっくり〜。しばらくした後、迎えに来るけど何もなかったら出さないからね〜」
そう言うとかがみは小屋の扉を閉めた。
「ちょ、ちょっとお母さん!?」
「う…痛てて…」
行人はゆっくりと体を起こすと、辺りを見回す。
「ゆきの?何か暗いけど…ここどこ?」
「私の家の近くにある小屋…ちょっと待って、確かここにろうそくがあったはず…」
ゆきのがそう言ってしばらくごそごそしてると、小屋の中がろうそくの灯りで照らされた。
「とりあえずこれで大丈夫ね」
そう言うとゆきのはろうそくを置いた。
「と、とにかく出ないと」
行人はそう言って扉に手をかけるが開ける事が出来ない。
「あ、あれ?」
「多分お母さんが外から鍵をかけたんだと思う」
「えぇっ!?じゃあ閉じ込められたの!?」
「しばらくしたら迎えに来るって…けど何もなかったら出さないって…」

「何もなかったらって…」
行人はさっきのかがみの話を思いだす。
(それって…つまり…)
行人はそれを考えると、困ったように頭をかき始めた。
「まいったなぁ…」
「ねぇ、行人…」
「え?」
行人がゆきのの方を見ると、ゆきのは少し不安そうに行人を見つめる。
「その子作りしたって本当?」
「なっ…そ、それってもしかしてかがみさんから?」
「うん…」
(あの人は…)
行人は頭を抱え、ため息を吐いたが、ゆきのの言葉は続く。
「くない先生やみことともやったって…やっぱりすず姉ぇとりんとも?」
「うっ…うん」
「まち姉ぇとちか姉ぇは?」
「…しました」
「…あやねとは?」
「………しました」
行人は少し涙を流しならゆきのの質問に答えた。
一方、ゆきのは『あやねとやった』という言葉が衝撃的だったのか固まっていた。
「ゆ、ゆきの?」
「み!?あ、と…の、残りの3人は?」
「う、ぐ…………梅梅、しのぶと…みちるさん」
「みちる?……ああ、そっか…」
ゆきのはそう言うとしょんぼりと落ち込んだ。
(梅梅の方が行人と会うの、遅かったのに…みことやくない先生も…)
「ゆきの、大丈夫?」

行人に声をかけられると、ゆきのは行人の服を掴んだ。
「行人!私とも子作りしよ!」
「はいっ!?」
「私も行人と子作りしたい!」
ゆきのはそう言って行人に詰め寄ってきた。
「いや、でも…」
「子どもじゃないもん…」
「へ?」
「私!子どもじゃないもん!」
そう言うとゆきのは強引に行人の唇を奪った。
「っ!?」
行人はいきなりの事で訳も分からずにその場に固まった。
ゆきのは唇を離すと、不満そうに言い続ける。
「私だって…行人の事、好きだもん…行人と子作りしたいもん…」
ゆきのは目に涙を浮かべて行人を見つめてきた。
(…………はぁ…まったく)
行人は少し呆れたような顔をすると、今度は行人がゆきのの唇を奪った。
「むっ…んっ!?」
行人はそのままゆきのの口内に舌を侵入させ、彼女の舌と自分の舌を絡ませる。
突然の事でゆきのは少し抵抗するが、だんだんとその抵抗にも力が入らなくなってくる。
行人は積極的に舌を絡ませ、次第にゆきのはトロンとした表情になっていく。
行人が唇を離す頃には、ゆきのの頬は紅潮し、息遣いが荒くなっていた。
「いく、と…」
「多分初めてだと思うけど…最初は痛いよ?」
「うん…大丈夫…我慢…する…」
ゆきのがそう言うと、行人はゆきのを仰向けに寝かせた。
「これから、なるべく痛くないようにするから」
「へ?」

行人はそう言うとゆきののスカートの中に手を入れ、下着に手をかける。
「い、行人!?」
行人はゆきのに構わずに一気に下着を膝の所まで持っていった。
「ちょ、行人!な、何を…」
「なるべく痛くないようにするには必要なの」
「う…」
行人に言われると、ゆきのは黙り込んだ。
行人はゆきのの足を持ち上げて、ゆきのの秘所に顔を近づける。
「い、行人…」
行人は舌を出し、筋に沿って舌を這わせた。
「みっ!?そんなとこ…」
ゆきのは身をよじるが、行人が足をしっかり固定しているためあまり動けない。
行人はそのままそこを刺激し続ける。
(く、くすぐったいけど…何か、変…)
ゆきのがそんな事を考えていると、行人は足から手を離し、入り口を広げると内側を舐め始めた。
「みぃっ!?」
ゆきのは新たな感覚にビクンと体を震わせる。
(や、やっぱり何か…変、だ…)
行人が舌で刺激していく内に、ゆきのの蜜壺から愛液が流れてきた。
「ゆきの、気持ちいい?」
「よく、分かんない…何か、熱いよ…」
行人はそれを聞くと、さらに舌で刺激していく。
「はぁ…んっ…」
行人は舌を移動させ、クリトリスをつついてみる。
「みっ!?」
行人がそこをさらに刺激すると、ゆきのはさらに息遣いを荒くしていく。
「んっ、はっ…んぅぅっ…」
しばらくして、行人はゆきのの秘所から口を離した。

(そろそろいいかな…)
行人は自分のズボンから自身を取り出した。
「ゆきの」
「え?」
ゆきのが行人の方を見ると、ゆきのの目に行人の股間についてる物が映る。
「みぎゃぁっ!?そ、それ、何?」
「…子作りっていうのは僕のこれを…その…ゆきののそこに挿れないと出来ないんだ」
「む、無理だよ、入んないよ…」
ゆきのがそう答えると、行人は取り出した物をしまう。
「じゃあ…ここまでやっておいて僕が言うのも変だけど、子作りは出来ないよ」
「え?」
「ゆきのに無理はさせられないよ。やっぱりまださ…」
そこまで行人が言うと、ゆきのは震える声で言った。
「やだ…」
「え?」
「今がいい。今じゃないとやだ。今行人と子作りしたい!」
「いや、だけど…」
「今じゃないと取られちゃうもん」
「へ?」
「それに…体、むずむずしたままだもん。こんな風にしたんだから行人が責任とってよ」
ゆきのは潤んだ瞳で行人を見たままそう言った。
「いいの?」
「…うん」
「………分かった」
行人はそう言うと、再び自身を取り出してゆきのの膣口にそれを当てる。
するとゆきのは体に力を入れる。
「ゆきの、力抜かないと痛いから…」
「でも…んっ」

行人はゆきのが何か言う前に接吻した。
するとゆきのの体から一瞬力が抜け、行人はその隙にゆきのの中に自身を侵入させる。
「んんっ!?」
自分の中に異物が侵入してくる感覚に、ゆきのは目を見開く。
また、侵入による痛みにゆきのは眉間にしわを寄せる。
(うっ、痛いぃ…でも…我慢…)
ゆきのは行人の服をぎゅっと掴んで痛みに耐えようとする。
(やっぱりちょっと…狭い、な…)
行人はゆっくりとゆきのと唇を重ねたまま侵入を続け、処女膜も破って進んでいく。
「んぅぅっ…」
ゆきのがぎゅっと目を瞑ると、そこから大粒の涙がポロポロと零れ落ちる。
やがて、奥まで入ると、行人はゆきのから唇を離した。
「ゆきの…」
「だ、大丈夫だよ…」
ゆきのはそう言うが、行人には全然大丈夫そうに見えなかった。
するとゆきのが痛みから逃げようとしたのか、ほんの少し腰を動かした。
その瞬間、ゆきのの膣が絶妙な動きをし、行人のものにこれまでにはない刺激を与えた。
(っ!?な、何だ…こ、れ…)
ゆきのがまた腰を動かすと、再び行人の体に快感が走る。
「う、あ…」
「行人?」
ゆきのは不思議そうに行人を見つめてくる。
(う、とにかく…ゆきのの痛みを何とかしないと…)
「いく、むっ」
行人はゆきのと唇を重ね、右手でゆきののクリトリスを弄り始めた。
「んんっ!んっ!」
ゆきのに刺激を与える度に彼女の膣は動き、行人にさらに快楽を与える。
「んっ、ぐっ…」
行人はそれに耐えながらもゆきのに刺激を与えていく。

しばらくして行人はゆきのから唇を離した。
「ゆきの、痛みは…」
「う、ん、大分楽になったけど…」
「じゃあ動く、よ…」
「へ、ちょ、みっ!?」
行人はいきなり激しく腰を降り始めた。
「はっ、あっ!い、行人ぉっ!少し、ゆっくりっ!」
「うっ、ぐっ!」
行人はゆきのに構わずに腰を激しく動かし続ける。
「んっ!あっ!な、何かっ、来るっ!いく、とっ!」
ゆきのは行人の服をぎゅっと掴んだ瞬間、行人は思いきりゆきのの奥を突いた。
「み、みゃぁぁぁぁぁっ!」
「ぐぅぅぅっ!」
ゆきのは絶頂を迎え、行人のものをきゅうきゅうと締め付け、愛液とは違う黄色い体液を放出した。
行人も締め付けに耐えられずにゆきのの中に大量に放出した。
二人は脱力し、しばらくしてから行人は起き上がり、ゆきのから自身を引き抜いた。
行人の服はゆきのがお漏らしをした事によってぐしゃぐしゃに濡れていた。
「…ぐしゃぐしゃだな…」
ゆきのも体の熱がある程度冷めたのか、体を起こすと顔を真っ赤にして気まずそうに行人を見た。
「行人…ごめんなさい…」
「いや、別にいいよ。ゆきのの方こそ大丈夫だった?」
「う、うん…」
「とにかく、片付けようか」
「………うん」

しばらくして、かがみの声が外から聞こえてきた。
「行人ちゃ〜ん、やる事やった〜?」
「ぶっ!」

行人はかがみのストレートな発言に噴き出した。
「黙ってないで答えてよ〜。やったの〜?」
「…………はい」
「よ〜し、それでこそ男の子!」
その言葉と同時にかがみは扉を開けた。
そこには満足な笑顔で立つかがみがいた。
「ふ〜ん、中々激しかったみたいね〜」
「ちょ、何言ってるんですか!」
「しかし…この感じ、ゆきの、漏らした?」
「うっ…」
かがみはゆきのにため息をつくと、ゆきのに近寄った。
「仕方のない子ねぇ〜。とりあえず体洗ってきなさい」
「うん………お母さん」
「ん?」
「ありがと……あと、行人も、ありがと」
「え?」
ゆきのは照れくさそうに微笑みながらそう言うと、小屋を後にした。
それを見届けた後、かがみは行人に駆け寄った。
「よっ、色男、手荒な事はしなかったみたいね。ありがとうね〜」
「いや…お礼を言われる事じゃ…」
「あの子、気持ち良かったでしょ〜?私の家系は皆すごいのよ〜」
「ううっ…」
行人は反論出来ずにただ顔を赤くする。
「あ、そうだ。行人ちゃんも体洗ってきなさい。服も洗わないとダメね〜。どうせだったらお風呂場で…」
「い、いや!ぼ、僕はもう帰りますので!」
「固い事言わないでほらほら〜。何なら手伝うわよ〜」
「て、手伝うって何を…ちょ、ちょっとぉぉぉ!」
その後、行人に何があったのかを知る者はいない。