「行人殿、いざ尋常に勝負でござる!」
「…また? 懲りないねー…しのぶさんも…」

初めてしのぶさんと剣術の試合をしてから、早数週間…これで何回目の試合の申し込みだろう…。

今日はボクだけたまたま午後から仕事がなく、家に戻って薪割りなどの雑用をこなした。
そしてそれらも終わり、暇を持て余したので剣術の稽古でもしようと思った矢先に、しのぶさんがまた勝負を挑んできた。
しのぶさん…ボクが稽古をしようとすると必ず来るんだよなー…しかも見張ってたかの如く、丁度いいタイミングで…。
断ったら断ったでストーカーのようにいつまでもしつこくつきまとうので、ボクは今回も勝負を受ける事にした。
「わかった、勝負しようか」
「いつもかたじけない、行人殿」
ボクが申し出を受けると、しのぶさんは笑顔で頭を下げた。
どうやらしのぶさんにとって勝ち負けは関係無いみたいで、とにかくボクと試合をすることが楽しみらしく、
毎回とても嬉しそうな顔をする。
ボクはそんな彼女を見て、楽しんでくれるならそれでいいかなと最近になって思うようになった。
この島では剣術を嗜む人がお互い他にいなかったので、試合ができるというのはやはり嬉しい。
ボクもしのぶさんと試合をするといい気分転換にもなるので、正直言って密かに楽しみにしていた。



準備ができて…ボクたちはお互いに正面に立ち、一礼をする。
「では…参る!!」
そして…試合が始まった…。
「いやああああっっ!!」
先手必勝とばかりにしのぶさんが攻撃を仕掛けてきた。

ガシッ!!

木刀同士がぶつかる乾いた音が響く。
ボクはいつも最初のこの瞬間だけは非常にワクワクして…口元がにやけてしまう。
ボクは最初の一撃を受ける事によって、相手の現在の力量がどれぐらいなのかが大体分かる。
そして…しのぶさんの太刀は意外と重く、まともに受けると手が痺れてしまう。
さすがはしのぶさんだ…伊達に侍を目指しているワケじゃないってことか。
とは言っても相手は女性…手を出すのはボクのポリシーに反するので、こちらから攻撃をするワケにはいかない。
だからどうしても防戦一方になってしまう。
「どうした行人殿!!」
それを理解した上で、しのぶさんは手を緩めずに攻撃し…そしてボクは全ての太刀を防いでいく。
そんないつもの展開で試合は進んでいった…。
それに…さすがは忍一族だけあって、しのぶさんの動きは機敏で無駄がないので、
油断すると彼女を見失ってそのまま攻撃を受けて敗北…と言う事になりかねない。
元々攻撃力・機動力が高い上に、これに侍としての太刀が加わるのだから、
もっと本格的に修行ができる環境があれば…多分無敵のくノ一侍になっていただろう。
しのぶさんの太刀を受ける度に、その予感は確信に変わっていき…
いつしかボクは彼女の成長に期待し…胸を膨らませていた。
そして…
「いやあああああっっっ!!!!!」
しのぶさんが再びボクに攻撃を仕掛けてきたので、ボクは木刀を眼前で横に構えて待った。
しかしその時…

ガッ!!!

「へ…?」
しのぶさんの足先が地面に躓き…その勢いで彼女は前傾姿勢になって宙に浮いた…。
そしてそのままボクのほうに飛んできて…

ゲシッッ!!
「きゃんっっ!!」

彼女はボクが構えていた木刀に頭から突っこむ形になり…そのまま地面に突っ伏した…。
「し…しのぶさん大丈夫!?」
ボクはしのぶさんの両肩を掴んで身体を前後に揺らした。
しかし…彼女から返事が無い…。
「しのぶさん!!」
今度は彼女の頬を何回か軽く叩いてみた。
やはり返事が無い…どうやら気を失ってしまったようだ…。
いくらなんでもこのままほっとくワケにもいかないので、ボクはしのぶさんをお姫様抱っこして家の中に駆け込んだ。



それから数十分…ボクはしのぶさんの頭に冷たい手拭を乗せたり、自分の手を水に濡らして身体を冷やしたりと介抱した…。
そして…

「ん…んう…っ」
漸くしのぶさんが目を醒ました…。
「あ…気が付いた?」
「…う…拙者は一体…」
しのぶさんは頭を左右に振りながら、よろよろと起き上がろうとするが…
「〜〜〜〜っ!!」
案の定…頭を押さえながら顔を顰めて蹲ってしまった。
「あ…まだ無理しちゃだめだよ! 今回は打ち所が悪かったみたいだからさ」
「痛たたたた……っ…」
ボクはしのぶさんを宥めて再び横にさせ、改めて頭に濡れ手拭を乗せた。
「…かたじけない…行人殿…」
「いいよ、困った時はお互い様だしさ」
しのぶさんは無言で頷いて、そのまま大人しく横になった…。


それから暫く…お互いに無言のまま時間だけが過ぎていく…


「行人殿…」
しのぶさんが静寂を破り、ボクに問い掛けてきた。
「正直に答えて下され…。拙者が行人殿に勝負を挑むのは…迷惑でござるか…?」
迷惑か…? との問い掛けに、ボクはどう答えていいのか解からず、言葉に詰まってしまった…。
しかし…しのぶさんは真剣な目でこっちを見て答えを待っている。
そんな彼女の真剣さに、ボクは正直な気持ちを口にした…。
「正直言うとね…最初はものすごく迷惑だと思ってたよ…。
 だけどね、今は全然迷惑と思ってない…それどころか、逆に嬉しいって思ってる」
「嬉しい…?」
ボクの答えに…しのぶさんは意外そうな顔をした。
そしてボクはそのまま話を続けていく。
「ボクがここに漂着してからずっと…他に剣術を嗜む人がこの人里にいなかったから、1人で稽古をしていてね…。
 だから、他人と剣を交える事ができるのがものすごく嬉しいんだ…」
「行人殿…」
「それに…しのぶさんと勝負をするのは楽しいしね………だからさ、気にしないでよ」
ボクはしのぶさんに笑顔を向けながら…彼女の頭をそっと撫でた…。
「ひゃん!? い…行人殿…!?」
急な事に、しのぶさんは真っ赤になって思わず素っ頓狂な声を出してしまう。
それに構わず、ボクはしのぶさんの髪を撫で続けた…。
そしてしのぶさんも、うっとりとした顔でボクに撫でられていた。
「い…行人殿…その…拙者…」
「何?」
ボクは少しずつ少しずつ…しのぶさんに顔を近付けていく…。
「い…いくと…どの……」
「しのぶさん…」
ボクはしのぶさんから視線を離さず…そのまま彼女に覆い被さるようにして顔を近づけてゆき、
「あ──」
と、震える吐息を漏らしたしのぶさんに口付けをした…。
ボクは暫くの間、しのぶさんと唇を合わせていたけど…優しいキスをいつまでも保つことができなかった…。
ボクは次第に昂奮を露わにして…彼女の口腔を貪り始めた…。
息継ぎに少し離すだけですぐにまた唇を重ね…
しのぶさんのの口端から涎が溢れるのもお構いなしに何度も何度も吸いつき、ねぶり尽くしていく…。
ボクたちはお互いの口内を貪り…舌を舐り…絡め合い…唾液を交換し…そして喉奥に流し込む…。
「ん…んふ…んむうぅ…」
しのぶさんの顔が紅潮し…呼吸が激しくなっていく…。
塞がれていた唇が開放され、唾液でできた透明の糸がお互いの口と舌を伝う。
ボクはもう一度しのぶさんの唇を塞ぎ…さっきよりも激しく求め合い…口内でお互いの舌を激しく貪り…絡め合う…。
その一方でボクは手をしのぶさんの着衣に持っていき…彼女の襦袢の紐と袴の帯を解いた。
すると簡単に着衣がはだけ…彼女の綺麗な身体が露になった…。
「んふぅ…っ」
ボクがしのぶさんから唇を離すと、それを惜しむように透明の唾液の糸がボクたちの舌を伝い…そして切れた…。
「しのぶさん…もっと…していい…?」
「………ん………」
しのぶさんがボクの問いかけに頷くのを確認して、ボクはゆっくりと彼女の身体への愛撫を始めた。
首筋、脇腹、乳首、お臍──身体の至る所ににキスをする度に、
しのぶさんの身体が揺れ…彼女の口から甘い喘ぎ声が漏れ始めた…。
「んむ……んふぅ……っ……んはぁ……はああぁ……」
ボクは夢中になって、キスと愛撫の嵐をしのぶさんの身体に浴びせる…。
「はああぁああぁ……! い…行人はん…気持ちええ……気持ちええよぉ……
 んん、んはあ……あぁ……んあ、んああぁ……!」
しのぶさんは何時の間にか…いつもの侍言葉ではなく、京都弁で嬌声を発していた…。
(そういえば、しのぶさんの京都弁は初めて聞いたな…多分これが素の彼女なんだろうな…。
 普段は堅苦しい侍言葉を意識して使う事で、自分を殺して甘えを捨てようとしているのかな…)
ボクはそんなしのぶさんに愛おしさを感じて…彼女への愛撫を再開した…。
「んはぁ……あぁ……あかん……なんかおつむの中が……痺れて……なあん…も…考えられへんん……」
先程から完全に甘えた女の子のような…そんなか弱い声でうわ言を呟いているしのぶさんの顔は淫欲に煙り、
ボクの舌と指が蠢く度にだらしなく淫らに開いた唇から蕩けるような嬌声を上げ…
視線は宙を泳ぎ…瞳には涙が溜まっていた…。
しのぶさんは何時の間にかボクの愛撫を全身で味わうようになっていて、
秘所は愛液に塗れ…弄られる度に物欲しげにひくつかせて…ボクの指や唇を悦んで迎えるようにまでなっていた…。
「あぁ……んんん……い…行人…はん……んあぁ……あ…あぁ……うち……うちぃ……」
「しのぶさん……」
ボクは呼吸を荒げ…自分自身の怒張を押さえつけながら、一旦しのぶさんから離れた…。
「ボク…もう…我慢できない………しのぶさん…いい…?」
「い…行人はん……うち…初めてそやさかいに……その……」
ボクはしのぶさんの瞳をじっと見つめ…しのぶさんも切ない目でボクをみつめていた…。
「うん…いくよ……?」
ボクはしのぶさんに覆い被さって彼女に優しく接吻をした後、
肉棹を蜜壺の入り口にまっすぐ合わせて腰を徐々に進め…愛液に濡れた淫肉を亀頭で掻き分けながら、
ボクは肉棹をゆっくりとしのぶさんの膣内に埋没させていった…。

ずぶり──

「あ……あ……あ……!」
「痛いだろうけど……我慢して…しのぶさん……」
すんなり入ったのは入り口だけだった…。
すぐに抵抗する肉壁にぶつかり、ボクは腰に力を込めて少し強引にしのぶさんの膣内に侵入していく…。
しのぶさんは眼をいっぱいに見開き…背中を痛みで震えさせ…突っ張らせた…。
「あ…ああ……! 痛いぃ……っっ!!」
「身体の力を…抜いて……」
「うあ……あ……ああ……!!」
ボクはしのぶさんの額に優しく口付けをして彼女の緊張を解し…耳元で囁いた…。
「もっと…深くに…挿入れるからね…」
しのぶさんのは涙を流しながら頷いて、必死になって身体から力を抜こうとしている…。

ズッ……ズッ……ズッ……

「うあああっ──!!」
あまりの痛みにしのぶさんは絶叫し…彼女の瞳からは涙が大量に溢れ出てきた…。
しのぶさんの膣内を初めて貫いたボクの肉棒は、
彼女の膣奥まで届き…先端が子宮口に当たったのがはっきりとわかった…。
しのぶさんの膣内は先程までのボクの愛撫によって既に愛液がたくさん溢れて滑っていて、
ボクは肉棒をゆっくり進めていくことによってとてつもない快感に襲われ…それに耐えるのに必死だった…。
それ程キツく…だけど熱く柔らかく包み込んでくる締め付けだった…。
「そろそろ動くよ……」
ボクはしのぶさんの耳元で優しく囁き…抽送を開始した。

ズルル…グチュ…ズプゥ……

「い…いぎいぃ…ッッ…」
一回ゆっくりと出し入れしただけでしのぶさんは身体を硬直させ、痛々しい悲鳴を上げた…。
「くう……っ……しのぶさん……ゆっくりと息を吐いて……身体の力を抜いて……? そのうち気持ちよくなるから……」
「うん……」
しのぶさんは身体を震わせながらボクの言う通りにゆっくりと息を吐き…徐々に力を抜いていった…。
それに伴って膣圧も次第に緩くなっていき…出し入れしやすくなった…。
「しばらく我慢してね……しのぶさん……」
と…再び彼女の耳元で囁いて…ボクは抽送を再開した…。

ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……

「あ……あぁ……あぅ……あ……ああぁ……っっ」
ボクはしのぶさんが痛がらないように気を配りながら、一定のリズムで奥へ奥へと淫棒を打ち込んでいく…。

ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……

ボクが腰を打ち付ける度に大きい双乳が淫らに揺れ動くのに目を奪われ…両手で包むように揉みしだいた…。
「いやあぁ……そへんに揉まへんでぇ……けったいな気持ちになるぅ……っっ!」
しのぶさんのあまりにも艶っぽい声に興奮したボクは口で答えるかわりに、
熱く火照ってきた乳房をますます揉みくちゃにして、同時に腰の動きをより大きくした。

ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ……

「んあああぁぁぁっ──!!」

今までに経験したことがない強烈な快感に襲われたしのぶさんは、
大きなよがり声をあげ…艶めかしく背中を反り返らせた…。
ボクの動きに懸命に馴染もうとしていたしのぶさんの身体からは、いつしか余計な力が抜けて…
堪え切れない様子で次から次へと襲いくる快感に悶えるようになっていた…。
処女の固さはまだ残るものの…ゆっくり単調にやった効果か、もうほとんど痛みは感じていないようだった。

ズチュ……グチュ……グチュ……ズチュ……グチュ……ズチュ……

「はあぁ……ああん……あうぅ……っ! ら…めぇ……気持ちええ……気持ちええよぉ……っっ!!」
「しのぶさん……ボクも……しのぶさんの膣内……すごく気持ちいいよ……」

ズチュッ グチュッ グチュッ ズチュッ グチュッ ズチュッ……

「あぁ……行人…はんん……うち…うちいぃ……んあぁっ……ああうっっ…………!!!」
しのぶさんの膣はとても初めて男の肉棒を受け入れたとは思えない程、
早くも性的な運動を覚え…ボクの肉棹を搾るように肉襞が絡み付いてきた。
ボクの淫棒としのぶさんの秘裂の結合部からは愛液がとめどもなく溢れ、
彼女の媚肉から菊穴を伝って…敷いていたシーツに染み込んでいく…。
そして腰を打ち付ける音が卑猥な淫音と一体になって室内に響き渡る…。

ズチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ!!!!

「んあああぁぁっっ……お腹が……おなかが突き上げられはるぅ……!!!」
あまりの快感に我慢できなくなったボクは、自分でも気付かないうちに抽送の速度を上げていたようで、
しのぶさんの子宮を揺さぶるほどに奥まで激しく打ち込んでいた。
「ああっああっあああああぁぁぁぁーーーーっっっ!!!!」
しのぶさんは堪らずに甲高い嬌声を上げて仰け反り…快楽に堕ちた顔で天井を振り仰いだ。
それと同時にキュウウッと膣内が締まり、そのキツさにボクは必死になって発射してしまうのを我慢した。
「しのぶさん…ボク……もう…我慢できない……イクよ……イクよ…っっ!!
 射精すよ…しのぶさんの膣内に…射精すからね……っっっ!!!」
ボクはそれまで必死に抑えていた射精感が限界に達し、
膣粘膜をこれでもかというぐらい乱暴に掻き回しながら擦りまくり、
淫棒の先端をしのぶさんの膣奥にドスドスと突き入れ、子宮口を破り抜かんばかりに激しく打ち付けた。
子宮口に襲い掛かる激しい衝撃をまともに受けたしのぶさんは背中をピンと仰け反らせ…
再びボクの肉棒を強烈に締めつけてきた。
「──ハアアアァァァーーーーーッ──!!!!!!」
「キツいっ……で…射精る……っっっ!!!!!」
その瞬間…ボクも堪えきれなくなり、しのぶさんに腰を強く打ち付けて隙間無く密着させ、
深くまで挿し込んだ肉壺の奥で思いきり精液をぶち撒けた。

ドビュウッ、ドビュ、ドビュ、ドビュビュビュッ、ドビュルルルルッッ!!!!!
ドビュビュビュウウーーーーーッッッッッ!!!!!!

「ハ……アアァ……アアアァァァアァ…………!」
しのぶさんは最奥まで届いた熱い塊が弾けるようにドクドクと力強く脈動するのを感じると、快感に声を震わせる。
そして…
「アアアーーーーー〜〜〜〜〜ッッッッ!!!」
夥しい量の精液がお腹の中に撒き散らされていくのをはっきりと感じた彼女は、絶叫のような嬌声を放った…。
「うあああぁぁ…来はる…来はるぅ…行人はんの熱い精液ぃ…うちの膣内に…入って来はるううぅ………っっ………」
しのぶさんはビクン…ビクン…と身体を痙攣させながら喘ぎ…ボクの全てを受け止めた…。
「あ…あぁ…あああぁぁ……」
射精が収まり…全てを出し終えたボクは、虚脱感に襲われてしのぶさんの上にに覆い被さった…。
そしてしのぶさんも、快感の波が去ると…ぐったりとして大の字になった…。
「はあ……はあ……」
ボク達は暫くの間…動かずに荒い呼吸を交え合った…。





そして後日…


「行人殿、いざ尋常に勝負でござる!」
「…また? 懲りないねー…しのぶさんも…」

いつものようにしのぶさんがまたボクに勝負を挑んできた。
そしてボクもそれを受け、木刀を用意する為にしのぶさんに背を向けたその時…。

「んふふふふ〜〜〜

いきなり後からしのぶさんに抱き付かれて、思わず前のめりになってしまった。
「な…!? どうした………!?」
驚いたボクは慌てて振り返ると、しのぶさんはボクの言葉を遮って…ボクの唇を塞いできた。
少しして…しのぶさんは唇を離し、ボクの耳元で囁いた…。

「行人はん……好きやよ……

しのぶさんはその言葉を残して少し離れ…
「ホンマに…好きやよ〜!」
再び言葉を残してこの場から走り去った。



しのぶさんからの告白…。

突然の事で驚いたけど…ボクは彼女の気持ちが嬉しくなり…思わず大声を張り上げてしまった。

「しのぶさーん! ありがとうー!!」

しのぶさんにボクの言葉が届いたみたいで、彼女はもう一度ボクのほうを振り返り…手を振ってくれた。


「また…うちと…してえなぁ〜〜〜〜!!」
「うん! 必ずねー!!」


しのぶさんは笑顔を真っ赤にして、そのまま走り去った。
また…ボクと愛し合う事を約束して…。


END